月別アーカイブ: 2016年1月

『お口ぽかん』★吹田市学校保健会に投稿しました201512

お口ポカン』                                 歯科医師(矯正歯科) 時實千代子

 授業中、お口ポカンと、口を開いているお子様が増えてませんか?

 お口ポカンと開いているお子様は、多くは口呼吸しています。口呼吸によりむし歯や歯周病、歯ならびや噛み合わせ、免疫機能、姿勢などに影響があります。


1)お口の粘膜が乾燥し、歯周病になりやすく、また歯が乾燥するので、歯の白濁やむし歯になりやすくなります。口唇力が働かないので前歯が前に出て、さらにお口が閉じにくくなり、歯周病が進みやすくなります。歯周病が進むと、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けだし、歯はグラグラになり、さらに前歯が出てきます。急にはそんなに進みませんが、大人になる頃には、強い歯周病になるかもしれません。

 

2)歯ならびや噛み合わせに影響します。上顎前突(上の前歯がでている)、受け口、開咬(前歯がかみ合っていない)、叢生(ガタガタ歯)になりやすくなります。

 

3)鼻呼吸による加温、加湿、浄化作用が期待できなくなります。外気−24°でも、鼻の入り口から9cm入ると30°、湿度100%となります。また鼻粘膜に15μまでのゴミが吸着されます。口呼吸ではこの素晴らしい鼻呼吸の機能が発揮できず、ウィルスや有害物質が体内に入りやすく免疫機能が低下します。

 

4)口を開けた状態で呼吸していると、口唇の筋肉が衰えます。口呼吸により、肺を広げて息をする必要がなくなり必然的に姿勢が悪くなり(猫背)、背中の筋力まで低下します。

 

 口呼吸の原因の3/4は鼻咽喉疾患(鼻詰まり)ですが、残り1/4は口唇力が弱いからです。口唇閉鎖力は幼児期に獲得されます。着実に授乳や離乳期の段階を経て噛む準備をし、噛むことにより口唇力など口腔筋機能が獲得されます。食事の時に良く噛もう、口を閉じて食べようのお声がけや、よく噛める食形態、流し込んで食べない食生活も大切です。噛むことは生きる力を育てます。

 風船を膨らませる、口笛を吹く、お風呂では口に含んだ水をピューと吹くなどの遊びや、味噌汁をフーフー吹く、麺類をツルツル食べる、良く笑い良く喋るなど生活そのものが口腔筋機能を育てます。昔は生活の中で獲得された機能ですが、今は教えなくてはいけないのだと保育士さんが言われていました。

 

*小学1−2年生の歯科健診で前歯がガタガタのお子様の扁桃腺(口蓋扁桃)を見ると、多くのお子様の扁桃が腫れています。扁桃が腫れているので口呼吸になる。口呼吸しているから扁桃が腫れる。双方向で影響しています。口呼吸の方は良く噛もうとしても呼吸できないので、どうしても咀嚼回数が減り歯ならびなど各種に影響がでます。お昼休みには歯磨きとともに、咽喉(のど)うがいの習慣もつけたいものです。

口を閉じる力を鍛えたい方に

お口を開けていると、歯ならびに影響しますね。

まず、お口を閉じる時間を少しずつ長くしましょう。

鼻で呼吸する練習から始めましょう。

 

また、ペットボトルを口唇でくわえる、風船を膨らませる等のトレーニングも有効です。

 

鼻呼吸できるように、鼻炎の治療も大切です.



*鼻閉については程度によるのですが、軽いものであればブラックガムなどのミントの強いものを噛むとか、

  メンソレータムのようなものを鼻に塗布することでも改善することがあります。

さらに鼻翼の外側にあるツボを刺激することによっても改善が見込めます。


また鼻閉はアレルギー性鼻炎によるものが多く、

口呼吸によって喉のリンパ組織であるワルダイエル輪を傷め、免疫機能がオーバーフローすることにより

さらに鼻炎を悪くする悪循環の側面もあるため、鼻呼吸への転換は非常に重要といえます。
ただ強度の鼻閉の場合、耳鼻科受診が必要です。

 

20160120 歯科と嚥下障害ByDr小谷*吹田市歯科医師会講演会

飲み込みには首の力と舌の力が必要

不顕性誤嚥の予防:心地よい口腔ケアにより喉の奥の感覚が良くなり、喉の奥のサブスタンPの濃度が上昇する。

 *サブスタンP:正常に食べ物を飲み込んだり、咳をしたりできるように、神経に働きかける物質。 通常はのどや気管の神経の中に蓄えられていますが、この物質が低下すると嚥下や咳の反射が鈍くなる。

  

Tokizane Times★平成28年1&2月号★

tokizanetimes01tokizanetimes02

 

平成28年1&2月号

 

 

TokizaneTimes201601-01

 

★初春のお喜び申し上げます。今年もよろしくお願いします。

★アマゾンのプライム会員になるとビデオが見放題!(^^)!
という訳で、またもや10時就寝は遠のいています!(^^)!
久しぶりに見た“スティング”やっぱり面白い!

★年末に第九を聞きに行きました。至福のひと時です。

★ウィーン・ニューイヤーコンサートのS席は4000ユーロ(約50万円)とか、テレビで楽しみまーす!(^^)!      

ハート一番★院長 時實

TokizaneTimes201601-02

★1月3日なのに…★


3日だし混んでないだろうということで滋賀にあるクラブハリエの守山玻璃絵館行ってきました。
お目当てはペーストリーブッフェ♪
9時受付開始の10時オープンで10時開始を狙って気合を入れて7時30分頃に現地到着!!
が…既に行列が…(:_;)ギリギリ10時開始に滑り込み今月のVery Berry Fair!!を堪能してきました(*^_^*)

 

安心感一番★歯科衛生士 杉村

 

 

★寝正月★


あけましておめでとうございます。

年末はおせち料理作り、簡単な大掃除、それ以外の用事で疲労がたまったのか胃の上部が痛み、胃ガンでは?と思うほどでした。

そういうわけでお正月は思いっきりものぐさを決め込み、2日続けて13時間ずつ睡眠をとりました。結果は二重丸でした。

今年もよろしくお願いします。

誠実一番★歯科衛生士 森本

 

 

★焼肉 お寿司 しゃぶしゃぶ★


あけましておめでとうございます。
昨年はダイエットを頑張ると年始に目標を立てましたが、すっかり忘れ、年末年始は食べて寝ての 幸せぐうたら冬季休暇でした。
今年は筋トレを頑張るつもりです!!!!
いつまで覚えてるかな…

気くばり一番★歯科助手 永岡

TokizaneTimes201601-03

 

 

 

★結果は…★


あけましておめでとうございます!
近くの氏神神社に初詣に行き、初詣のお楽しみの一つが『おみくじ』です♪

昨年まで数年連続『大吉』とひき続けていた私。緊張しながらひいたおみくじの結果は…『小吉』でした。

今年は本厄なので、“凶”さえ出なければOKです(^^)

本年もよろしくお願い致します!!

明るさ一番★歯科受付 北村

 

TokizaneTimes201601-04

 

アンケート結果報告

ときざね矯正歯科では、患者様の満足度アップのための取り組みの一環として、治療を終えられた方を対象にアンケートを実施いたしました。
患者様のご意見・ご要望への気づきの機会として、サービスの向上に役立ててまいります。

☆治療に関して満足された点は?(複数回答可)

TokizaneTimes201601-08

今回のアンケート結果を生かし、様々な症例をお見せして、治療後のイメージを持っていただけるよう、より分かりやすい説明や通っていただきやすい医院づくりに取り組んでいきます。
ときざね矯正歯科 スタッフ一同

 

★子供が通院するのを嫌がらない(むしろ楽しみにしている)/11歳男の子お母様


★舌訓練をとても丁寧にしてもらえた点/11歳女の子お母様
親だけでなく、子供本人にも一緒に説明していただけたので、
本人が自分で意識できた点


★子供が一度も嫌がらなかった。/13歳男の子お母様


★気移りしやすい息子に、根気よく指導していただけた。/12歳男の子お父様


★子供本人に判るように説明していただけた。/13歳女の子お母様
日常生活の注意点なども教えていただき、勉強になりました。


★子ども本人の歯に対する意識が上がった。

 

2015151209歯科医療の役割を病理解剖症例から学ぶByDR大山★吹田市歯科医師会学術講演

 

 

1)歯科疾患と全身疾患
歯周治療に伴ってCPR値は低下する

*CPR:炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するタンパク質のこと。病気の進行度や重症度、経過、予後などを知るうえでは大切な指標となる。

細菌性心内膜炎の関わる歯科関係の細菌として、グラム陽性菌ではStreptcoccus mutans、グラム陰性菌の歯周病菌のAa菌、PG菌など、口腔細菌が関与すると考えられるものが14-20%ある。


症例:28歳女性 乳酸菌感染による心内膜炎:カリエス多く、多数の根尖病巣あり。
ステロイド長期服用(1年以上)による易感染性宿主状態であった。

*易感染性宿主状態:免疫力の低下により、
通常では感染していても症状がでない常在菌にたいしても症状が出やすい。


肝膿瘍の誘因に歯科疾患があげられ、2013年日本肝臓学会誌でも歯科疾患に起因する肝膿瘍の症例が2件報告された。


2)医科歯科連携に向けてーその現状
周術期における口腔機能管理で効果あったが 約8割であった。
歯科医師との連携は400床以上の病院では7割、99床以下では0%、100-199床では7.6%(200床未満の病院が全病院の7割)。 歯科併設の病院では63%が連携している。


吹田市における周術期口腔機能管理に関しては、市内病院から得られた回答(5件:2015/11月末)では、市内の病院では周術期口腔機能管理料は算定されていない。


連携は十分でないが、その体制整備を行うことが必要と感じている施設がある。
以上のことから、歯科から医科に向けて積極的なアプローチが必要であると考えられた。


3)医科歯科連携に向けてー医科の関心を引く
重症の急性期の歯肉炎に対し、口腔ケアのみでCPRを短期間で6.4→0.4mgに改善し、急性骨髄性白血病にかたに幹細胞移植できた症例や、
口腔機能管理により在院日数が1-2割削減した報告や、心臓血管外科術後の回復に寄与した報告をあげ、口腔管理が全身疾患の改善に寄与することを再度強調した。


医科を知る事、また医科へ発信し続けることが肝要と。

 

20151122睡眠歯科学会—基礎講座—入門編
@閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)とはByDr外木—日本歯科大学口腔外科

TokizaneTimes201601-09TokizaneTimes201601-10

OSAの患者の特徴
形態:鼻が小さい、口が小さい 中顔面低形成、小下顎、扁桃肥大、アデノイド、鼻閉
覚醒時:日中の過剰傾眠、知的能力の低下、起床時の頭痛/頭重感、性欲低下/インポテンツ、性格変化/抑うつ状態
睡眠時:いびき/口呼吸、以上体動、不眠/中途覚醒、夜間頻尿


REM睡眠  30分(目が動く=頭は起きて、体は寝ている)
                     夢を見ている。急速な眼球運動出現。浅睡眠に近く、大脳活動が上がる。

記憶の固定、情報整理、脳活動が上昇。
筋弛緩し、上気道閉塞を起こしやすい


non-REM睡眠  90分(頭が起きて、体は寝ている)(寝相が悪い)
浅いまどろみ状態のstage1から、熟睡したstage3 に区分。
「レム以外のスイミン」という意味で、nonが使われる。

組織修復、Anti- ageing、成長発育に関与する(海馬の発育;特に子どもでは)

(成長ホルモンはnon-REM睡眠の深睡眠時の徐波睡眠(SWS)の開始と同時に現れる。寝る子は育つ)
いわゆる安らかな睡眠である。(これがないと寝た気がしない)


Remとnon-REM睡眠が1クールで3−4回あることで、十分な睡眠と言える。


正しい睡眠生活を過ごすには
(1)早起き:太陽光を浴びる(睡眠ホルモンの調節;起きて14時間後にメラトニンが出る)
(2)早寝:良質な睡眠を構築する
(3)朝ご飯:和食(納豆、味噌汁、ご飯)がベスト(睡眠ホルモンがよく出る)


20151123睡眠歯科学会@特別講演:新たなる睡眠医療に対する外科治療ByDR中山(名古屋市立大学耳鼻咽喉科&睡眠医療センター)

歴史(無呼吸症候群)

 

TokizaneTimes201601-11


1978年 睡眠時無呼吸の定義がされた(アメリカでは戦争で死亡するより、車による事故の死者数が上回った )
1990年 日本にこの言葉が入る
2003年 新幹線の事故で無呼吸が注目された
2000年 CPAPが広がる(この前はオペのUPPPしか方法がなかった)
2015年 医療費40兆円を超えた
2010年 耳鼻科は再びOpeに取り組む(鼻のオペは睡眠の質を上げる)
1) 鼻の入り口を広げる 2)MMA(上下顎骨延長、前進術) 3)Z—PPP(UPPAの改良型)

 

 

 

 

 

TokizaneTimes201601-12

TokizaneTimes201601-13

 

 

 

 

鼻うがいの効果

鼻の奥、のどの上の方にある上咽頭は、歯と並んで身体の中で最もケアすべき場所の一つです。上咽頭は身体の 免疫システムと深いつながりがあり、上咽頭の不調(上咽頭炎)が腎臓への悪影響、アトピー、花粉症等につながっているからです

(『病気が治る鼻うがい健康法』より)

 

 

鼻鼻咽腔疾患の治療の一環として“鼻うがい”された方の肌が綺麗になられました!(^^)!
セファロ(頭部X線規格写真)の正貌及び側貌では下鼻甲介の炎症の軽減がみられました。
 

TokizaneTimes201601-14-1TokizaneTimes201601-14-2TokizaneTimes201601-14-3

 

TokizaneTimes201601-15-1TokizaneTimes201601-15-2TokizaneTimes201601-15-3

 

矯正用の規格レントゲン写真(実測の1.1倍)でみられること。TokizaneTimes201601-16
①アデノイド(咽頭扁桃)②舌扁桃③下鼻甲介⑤下鼻甲介の腫脹&④鼻中隔の弯曲

 

 

TokizaneTimes201601-17鼻や咽頭(のど)の炎症が 歯ならびや顔立ちにも影響します。

例えば…
★口蓋扁桃(扁桃腺)の肥大はうけ口が発症しやすくなります。
★慢性副鼻腔炎では上顎の成長不足の要因となります (乳歯から永久歯の生え変わりの時期に副鼻腔も成長するため)
★口呼吸(アデノイド、扁桃肥大)では下顎枝の成長抑制が起こります