食物アレルギー

食物アレルギーの有病率は、乳児では5~10%、小学生で1.3%といわれています。

たとえば、乳児のアトピー性皮膚炎の約90%に、卵白RASTが陽性です


食物アレルギーは、乳幼児に多く、年齢とともに治ってくることがほとんどです。

生まれたばかりの乳児は、まだ消化吸収機能が未熟で、たんぱく質を十分に分解できません。

また、腸管の粘膜上で働く免疫物質も不十分で、からだを守ることができません。

こういうときに早くからアレルギーをおこしやすいたんぱく質が入ると、アレルギー症状をおこすようになります。

でも、成長とともに消化吸収能力が発達し、免疫物質が増えてくると、食べてもアレルギー症状がおきなくなってきます。

多くの食物アレルギーのお子さんたちにとって、食べられない時期はほんの1~2年なのです。

 

食物除去療法の実際

とはいえ、食事は日々三度三度食べますので、お母さんにとっては、どの食品をどれだけ除去するかは大問題です。除去食の指導は個々に行うべきですが、大原則があります。

  • アレルギー症状をおこす食品で除去しなければならない食品をきちんと決める
  • 食品によっては加熱したり、回数や量を減らすことで食べられるものもある
  • アレルギーの強い食品では、母乳をあげているお母さんも除去が必要な場合もある
  • 離乳食は急がず、6ヶ月からでもかまわない
  • 離乳食はおかゆ、野菜から始めて、小麦、乳製品、卵はなるべくあとにまわす
  • 加工品やベビーフードは最小限にしてなるべく素材を調理してつくる
  • 除去食の評価は6ヶ月ごとに行う
  • 同じものばかり続けてとらずにいろんな食材を使う

参考:http://www.kamesakikodomo.jp/jiten_03.html