自分の歯にレンズ埋め、移植して視力復活★豪州の病院

朝日新聞 2017年4月17日

 自分の歯にレンズを埋め込み、移植して視力を回復――。こんな珍しい手術が、オーストラリア・シドニーの眼科病院で行われた。手術を受けた2人は、ほとんど物が見えない状態から視力が回復したという。

 

 手術は、角膜の障害が原因で視力を失った人たちが対象。

 手術では、最初に2人の歯を抜いて穴を開け、プラスチック製のレンズを埋め込んだ。

その歯をほおの内側に縫い付け、3カ月ほどして歯が、抜かれる前のように自ら組織を作ることが

できるようになった時点で眼球に移植。自分の歯を使うため、移植に伴う拒絶反応は起こらず、2人の視力は復活した。

 同種の手術は南半球では初めて。欧米では手術例があり、主治医の2人は、2004年以降に数件の手術が行われたドイツで学んだ。09年には米国での初めての手術が報道されている。

 

ある眼科医のコメント:「3カ月ほどして歯が、抜かれる前のように自ら組織を作ることができるようになった時点で眼球に移植」

というのは、自己組織である歯根を用いた人工角膜移植片をまず頬の皮下で作成し

のちに混濁した角膜に移植する」という話のようです。

  これらの患者さんは、角膜が混濁しているだけで、網膜の機能が廃絶した症例ではありません。